やるかやらないなら、やる人生を選ぶ
名作「テレクラキャノンボール2013」のキャッチコピーです。
と共に出演者タートル今田氏の名言でもあります。僕はこの言葉を耳にし、そして「テレキャノ」を見たあたりから、ずっと自分のこれまでについて何かがモヤモヤと焚き続けています。
まずあの映画、通称「テレキャノ」ですが公開当初から話題沸騰、そしてロングランかつ全国上映など行われました。あとめちゃイケのパロディとか、まあお祭り騒ぎでした。
ですが、「一部界隈で」という前置きはやっぱり必要だったかな、と。
まず基本的にアダルトビデオなので大きなメディアでは直接的には扱えませんし、内容も内容(AVの中でもハードなプレイあり)ですからね。。
それでも一つ、ここは抑えていて欲しいシーンがあるので紹介します。
劇中、タートル今田氏はある選択を強いられる場面に遭遇します。
一つは、自分がある種の罰?を喰らい、男同士の勝負に勝利できる(かもしれない)道。
もう一つは、上の逆です。罰は無し、勝負には負ける(かもしれない)道。
ここで彼はサラッと「やるかやらないかならやる人生を選ぶ」と言い、罰?を喰らうわけです。
その選択は非常にカッコよく、その後の懲罰シーンでの下らなさとのカオスさがこの名シーンぷりを際立たせています。正直彼は見返りなんて求めていないんです。そこにあったから、やっただけ、とでもいうような。「でもやるんだよ!」根本敬イズムですね。
でも、僕がこの映画を見た後に思ったことは
「この映画は、ヤるかヤらないかならヤらなかった人たちが見て、そして絶賛したんだろうなあ」ということです。
もちろん僕もやらない側です。これまでの人生、事あるごとに何かを避けてきた人間です。そんな自分に強烈なNOを突きつけられた気がしました。
それも、体育会系やマイルドヤンキーなどがよく言うそれを、AV監督が言うことによって説得力が爆発している。。
どうやら、人間やらなきゃだめなようです。