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愚痴と批評と自意識のブログ

星野源「SUN」と小沢健二

 

星野源8枚目のシングル、今日発売です。

 


星野 源 - SUN【MUSIC VIDEO & 特典DVD予告編】 - YouTube

 

星野源 meets perfumeイズム!

アミューズに移籍したらこんなことが可能になりました。

 

この曲の素晴らしさについては各メディアが散々取り上げてるので、特に言及しませんが、「桜の森」がprinceだとしたら「SUN」はMichael Jackson及びJackson 5です。

なんなら歌詞カードの超ミニサイズなセルフライナーノーツが全てです。

 

それより今回言いたいのは、この曲をリリースした「意味」について。

僕は、星野源が事務所を移籍した際にこう思いました「お茶の間のおもちゃになる覚悟ができた」要するに、大ボケの人になったということです。

 

変テコなインストバンドで、椅子に座ってギター弾いたりしてた人がついに、です。メインの中のサブで流行に抗ってきた今までとは違い、超メインストリームで、ど真ん中で流れを作る、作ることができる人になったんだと思います。

 

僕はある時期から、テン年代の王子様は星野源だ、と考えていました。

 

(サケノサカナで、山口一郎と二人で「一緒に曲作ろうよ!」て話してたのを見てからです。「テン年代のアンセムが、ブギーバックができる!」と興奮したのを覚えています)

 

「王子様」といえば小沢健二です。つまり小沢健二星野源を照らし合わせていたのです。自己プロデュース力、女性にモテモテ、ちょっといけすかないあの感じ等々。

リアルタイムでオザケンは見られなかった世代なのですが、いやだからこそ、「◯◯の王子様」が「お茶の間の王子様」になった瞬間を、星野源に見せて欲しいんです。

 

「SUN」は、ブラックミュージックのリスペクトも、MVで楽しそうに踊る姿も全てが小沢健二です。親近感のあるオザケンです。

 

 

僕にはあのMVを見て、紅白歌合戦で「SUN」を歌い踊る星野源が見えました。

動画サイトで見た、1994年の紅白で「ラブリー」を歌った小沢健二と重なって。

ぜひ今年の紅白歌合戦は出場してもらいたいものです。

 

本人もきっとその覚悟ができたはず。じゃないとあんな良い曲作りません。

 

金曜日はMステです。

マイケルジャクソンの名曲を大胆にサンプリングしたある曲をタモリは賞賛しましたが、果たして「SUN」はどうなんでしょうかね。

「さよならなんて云えないよ」は歌詞を褒めてたっけ、マイケル関係ないか。。